カブトムシ
小説の表現って2mm程度の擦り傷を広げて広げてその上からバンドエイド貼って無理やり剥がすみたいな表現が多いように感じる。
でもその表現が歯の奥に挟まって中々取れなくて後味悪く張り付いてるから小説って面白いと思うんだと思う。どうでもいいですが。
今日はもう耳から離れない。
文学的で哲学的でなんか懐かしい青春を思いだしてくれるあの歌詞がたまらなく好き。
小学校の時カブトムシを見つけただけで家族の中でヒーローになれた。
純粋に夢中で何も考えないでただ目の前にある宝石を手したくて転んだり泣いたりして傷だらけになって探していたことを思い出した。そんでちょっぴり泣きそうになってしまった。
大人になってその宝物がお金だったり仕事だったりに変わって探すことすらやめて。
木の棒さえあれば見つけられたのに今は多くの荷物を背負って探しに行かないといけなくなってしまったことに無念さを感じてしまった。
もう一度だけ旅を始めよう。何億の夢を夜空に蒔いたから小さな星に変えてくれ。
抜群に好きこのフレーズ。
今は小さな小さな星で充分です。見つけ方は自分で探します。一人一つその星が存在し見つけることができれば宝物だって見つけられんのかね。
小さい頃の私。今想像もしなかったくらい大変な道を歩いています。
大人になるって大変です。タバコやお酒が飲めるようになるのが大人になるってこと
ではありません。絶望や挫折を乗り越え強くなるのも大人の仕事ではありません。
大人の仕事は小さい頃の宝物を探すことです。見つける旅をすることです。
旅をしましょう。そしてそこで何億物の星を見つけましょう。
ってな訳で近々旅に出ようかと思います。
僕が旅に出る理由。心変わりは誰かのせいですね。